技術紹介
A4CSEL(クワッドアクセル:Automated / Autonomous / Advanced / Accelerated Construction system for Safety , Efficiency , and Liability)は、管制室から複数の建設機械に作業指示を出すことにより、自動化された建設機械が無人で自律・自動運転を行います。熟練技能者不足と高齢化、建設作業者の減少などの建設業界全体における課題・問題を解決し、生産性・安全性の飛躍的な向上を実現する施工システムです。
特徴1施工生産性の向上
必要最小限の人員で複数の建設機械の稼働を実現
作業指示に基づき建設機械が自律・自動運転を行うため、少人数で多数の建設機械を動かすことが可能です。また、数多くの熟練オペレータの操作データを収集・分析し、制御方法に取り入れているため、高い施工品質も確保。施工の生産性を飛躍的に高めます。
特徴2現場の安全性向上
あらゆる環境下での災害発生リスクを大幅に低減
リアルタイムで周辺状況を計測し、人や障害物、走路の安全性などを認識。それに基づいた自動停止/自動再開機能を備えるなど、安全性を確保した自律運転を実現しています。
建設機械の無人化による災害発生リスクの低減に加え、厳しい環境下での施工も可能にします。
特徴3高い汎用性
汎用の建設機械へ自動機能を付加
A4CSELは、専用の自動機械ではなく、汎用の建設機械に自動運転機能を付加している点が、大きな特徴です。GPS、ジャイロ、レーザースキャナなどの計測機器及び制御用PCを搭載することによって、自動運転を実現しています。
成瀬ダム堤体打設工事では、これまでの実績をもとに、自動化重機を20~30台規模で適用。
台形CSGダムの堤体打設作業を行う予定です。