成瀬ダム堤体打設工事　鹿島・前田・竹中土木JV

私は主に現場各所の電気設備、給排水設備の施工計画・運用管理を担当しています。また、本現場では2020年度からの本格的な自動化施工に向けて、汎用電源にとどまらず、光ケーブルやネットワーク無線などの通信インフラも構築しなければなりません。

現場の状況が日々変化していく中、関連部署と密に連携をとりながら、堤体の打設を本格的に行う来年、再来年を想像して計画を行っています。

そして、これらのインフラのトラブル対応も重要な仕事です。小さなものから根本的な対策を考えなければならないものまで、現場が稼働する限り気の抜ける日はありませんが、工事をスムーズに進めて成瀬ダムを素晴らしいダムにするために日々走り回っています。

成瀬ダムでは、建設業界の抱える人手不足やさらなる生産性・安全性向上などの課題を解決する手段の一つとして、ICTをフル活用した自動化施工を目標に掲げており、挑戦的な現場です。一方で、これまでの現場と同じように、安全と地域環境への配慮を第一に考えて工事を進めていく姿勢に変わりはありません。

2019年10月15日、多くの方に支えられて無事、コンクリート初打設式を迎えることができました。東成瀬村の皆様には工事車両の通行でご迷惑をおかけするかもしれませんが、成瀬ダムを、地域を守るダムとしてこの地に残せるように努力していきます。今後ともよろしくお願いいたします。