東成瀬村について
東成瀬村は、秋田県の東南端に位置する人口約2,600人の村です。
東は奥羽山脈を境に岩手県に、南は宮城県に接しています。
東西17km、南北30kmと細長い地形で、総面積は203.69km2。そのうち山林原野が93%を占める緑豊かな村です。
村の東の「ひ」と成瀬の「成」を組み合わせ図案化し、村民の融和と力強い村勢の発展を表徴する。
(昭和42年5月制定)
特徴1
教育力の高い村
独自の小中連携、高い授業参観の出席率、全国平均4倍以上の児童1人に対する図書費予算など、東成瀬村は学力・教育に非常に力を入れている村です。こうした取り組みとその成果により、東成瀬村は「学力日本一の村」と呼ばれるようになりました。
その評判は各地に広がり、日本国内の教育関係機関はもちろんのこと、海外各国の教育視察団、さらにはユネスコ関連団体までが視察に訪れています。
特徴2
「日本で最も美しい村」連合
「日本で最も美しい村」連合は、「小さくても輝くオンリーワンを持つ農山漁村が自らの町や村に誇りを持って自立し、将来にわたって美しい地域であり続ける為に活動しているNPO法人」(「日本で最も美しい村」連合ホームページより引用)で、東成瀬村は2009年に加盟しています。
栗駒国定公園の一角をなし、きれいな湧水を有し、ホタルやイワナなどの生き物がくらす、自然豊かで美しい村です。
特徴3
仙人修行を行える村
東成瀬村は「仙人の郷」とよばれ、毎年夏に「仙人修行」というイベントも行われています。3日間かけて座禅や滝行、村の散策などの様々な「修行」を積みます。すべての修行を終えた最終日には、仙人認定式が行われます。
栗駒山/焼石岳
岩手県、宮城県、秋田県、山形県にまたがる広大な山岳国定公園である「栗駒国定公園」。村の南部にある栗駒山と北部にある焼石岳は、この栗駒国定公園に属し、ともに日本二百名山にも選定されている山です。豊富な高山植物が自生し、秋には絶景の紅葉を見ることができます。
須川温泉/やまゆり温泉
村の南部にある須川温泉は、「強酸性みょうばん緑ばん泉」としては湧出量国内2位。一方で村の北部にあるやまゆり温泉は、「アルカリ性単純硫黄温泉」で国内3位のpH値を記録。どちらも国内では貴重な成分を誇る特徴的な温泉です。
不動滝 ほたるの里公園
「仙人修行」のハイライトの一つである滝行が行われる滝。近くには、成瀬川が大きくうねるダイナミックな景観が望めます。夏にはゲンジボタルの美しい光の乱舞が見られます。